血圧計は上腕式と手首式のどちらを選ぶか|違い7項目
家庭で血圧を測る機器には、腕に巻く型と手首に着ける型があります。手軽さと測定の安定性が異なるため、目的によって向き不向きがあります。この記事では、違いと選び方を整理します。
①上腕式=心臓に近く、姿勢の影響を受けにくい ②手首式=手軽だが位置がずれやすい
医療機関で示す記録を取るなら、上腕式が勧められることが多くあります。
いずれも同じ時刻に、同じ姿勢で測ることが前提です。
2つの型の違い
【結論】測る位置が違います。
上腕式
肘の少し上に巻きます。心臓に近い位置で測ります。
手首式
手首に着けます。着脱が簡単で、持ち運びにも向いています。
姿勢の影響
手首式は、測る位置が心臓の高さからずれると数値が変わります。
巻きやすさ
上腕式は、腕まくりが必要です。厚手の衣類では測りにくくなります。
選ぶ基準7項目
【結論】用途と使う人で決まります。
1. 記録の目的
医療機関に示す記録なら、上腕式が勧められることが多くあります。
2. 使う場所
外出先でも測るなら、手首式が持ち運びやすくなります。
3. 巻ける腕の太さ
対応する周囲の長さが決まっています。合わないと正しく測れません。
4. 一人で測れるか
片手で装着できるかを確認してください。
5. 記録の機能
過去の測定値を保存できる製品があります。
6. 表示の見やすさ
文字の大きさを確認してください。
7. 電源
電池式と電源に接続する型があります。
| 項目 | 上腕式 | 手首式 |
|---|---|---|
| 測る位置 | 肘の上 | 手首 |
| 姿勢の影響 | 受けにくい | 受けやすい |
| 手軽さ | やや手間 | 簡単 |
| 持ち運び | やや大きい | 小さい |
正しい測り方
【結論】条件をそろえてください。
座って測る
背もたれのある椅子に座り、足を組まないでください。
腕の高さ
測る位置を心臓の高さに合わせます。手首式では特に重要です。
安静にする
1分から2分ほど座って落ち着いてから測ってください。
話さない
測定中に話すと数値が変わります。
測る時刻
【結論】毎日同じ時刻に測ります。
起床後
起きてから1時間以内、排尿の後、食事と服薬の前が目安とされます。
就寝前
寝る前にも測ると、1日の傾向が分かります。
回数
1回の機会に2回測り、平均を記録する方法があります。
避ける時間
入浴の直後、運動の直後、飲酒の後は避けてください。
数値がぶれる原因
【結論】測定の条件です。
姿勢
腕の高さがずれると数値が変わります。
緊張
医療機関では高く出る場合があります。家庭での測定が参考になります。
気温
寒い場所では高く出る傾向があります。
1回で判断しない
複数回、複数日の記録で傾向を見てください。
記録の残し方
【結論】数値と時刻を残します。
記入する内容
日付、時刻、上と下の数値、脈拍を記録します。
手帳を使う
専用の記録用紙が配布されている場合があります。
機器の保存機能
自動で保存される製品があります。人数ごとに分けられるかを確認してください。
受診時に持参する
記録があると、医師の判断材料になります。
巻き方の注意
【結論】きつすぎず、緩すぎず。
指が1本入る程度
締め具合の目安とされます。
位置
製品の説明書に示された位置に合わせてください。
衣類の上から巻かない
厚手の衣類の上からでは正しく測れません。
まくった袖
まくった袖が腕を締め付けていないか確認してください。
買うときの確認
【結論】腕の太さと保証です。
対応する周囲の長さ
製品ごとに範囲が示されています。測ってから選んでください。
替えの部品
巻く部分は消耗します。別売りがあるか確認してください。
保証の期間
電気を使う製品のため、故障の可能性があります。
認証の表示
医療機器としての区分が表示されています。確認してください。
数値の受け止め方
【結論】診断は医師が行います。
家庭での測定の意味
日々の変化を把握するための記録です。
高い数値が出たら
複数回、複数日測ってください。続けて高いようなら受診してください。
自己判断しない
薬の量を自分で変えないでください。
受診の目安
記録を持参して相談してください。
家族で使う場合
【結論】記録を分けてください。
登録できる人数
複数人の記録を分けて保存できる製品があります。人数の上限を確認してください。
巻く部分の共用
腕の太さが違うと、同じ部品では合わない場合があります。
切り替えの操作
誰の記録として保存するかを、測る前に選んでください。
誤って記録した場合
修正や削除ができるかを確認しておいてください。
測定値の記録期間
【結論】受診の前に1〜2週間分そろえます。
必要な期間
1回や2回の測定では傾向が分かりません。1週間から2週間の記録があると判断の材料になります。
朝と晩の両方
時間帯によって値が変わります。両方の記録があると変化の幅が見えます。
体調の記載
眠れなかった日や、体調の変化があった日は書き添えてください。
薬を飲んでいる場合
服薬の前に測るのが基本です。時刻を記録しておいてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. どちらを選べばよいですか
記録を残す目的なら上腕式が勧められることが多くあります。持ち運ぶなら手首式です。
Q2. 手首式は正確ではないのですか
位置が心臓の高さからずれると数値が変わります。姿勢に注意すれば使えます。
Q3. いつ測りますか
起床後1時間以内、排尿の後、食事と服薬の前が目安です。就寝前にも測ると傾向が分かります。
Q4. 毎回数値が違います
姿勢、緊張、気温で変わります。複数回、複数日の記録で傾向を見てください。
Q5. 服の上から測れますか
厚手の衣類の上からでは正しく測れません。
Q6. 高い数値が出ました
複数回測って、記録を持参して受診してください。自分で薬を調整しないでください。
まとめ
腕に巻く型は心臓に近い位置で測るため、姿勢の影響を受けにくくなります。医療機関に示す記録を取るなら、この型が勧められることが多くあります。
手首に着ける型は着脱が簡単で持ち運びやすい一方、測る位置が心臓の高さからずれると数値が変わります。使う際は高さに注意してください。
いずれも条件をそろえることが前提です。背もたれのある椅子に座り、足を組まず、1分から2分落ち着いてから測ります。測定中は話さないでください。
1回の数値で判断しないでください。姿勢、緊張、気温で変わります。日付、時刻、上と下の数値、脈拍を記録し、受診の際に持参すると医師の判断材料になります。薬の量を自分で変えないでください。
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